🦒 この記事を読むとわかること
- 不妊治療の費用を記録しておくと得する3つの理由
- 手書きノート・家計簿アプリで挫折した理由
- ズボラな私でも続いた「スマホで30秒」の記録方法
治療費の領収書、たまっていませんか?
いきなりですが、質問です。不妊治療の領収書、いまどこにありますか?
私は治療を始めたころ、財布とポーチと引き出しに分散して、どんどんたまっていく一方でした。「あとでまとめよう」と思いながら、気づけば数ヶ月分。「結局、いままでいくら使ったの?」と聞かれても答えられない状態が続いていました。
この記事では、同じように「費用管理どうしよう」と悩んでいる方に向けて、私が試して挫折した方法と、最終的にたどり着いた記録のかたちを紹介します。
治療費を記録しておくと得する3つの理由
「記録なんて面倒…」と思っていた私ですが、調べてみると、記録しておかないと実際にお金を取りこぼす可能性があると知って、考えが変わりました。
① 高額療養費の申請もれを防げる
保険適用の治療費が1ヶ月の上限額を超えると、超えた分が後から戻ってくるのが高額療養費制度です。ただし自分から申請しないと戻らないケースもあります(加入している健康保険によって手続きが異なります)。月ごとの保険診療費がわかっていないと、「あれ、先月って超えてた…?」の判断すらできません。
制度のくわしい内容は、高額療養費が2026年8月に変わる|不妊治療の負担はどう変わる?現行と比較にまとめています。
② 医療費控除で税金が戻る可能性がある
1年間の医療費が一定額(一般に10万円)を超えると、確定申告で税金の一部が戻る可能性があります。不妊治療は対象になる費用が多く、通院の交通費も含められる場合があります。確定申告の直前に1年分の領収書と格闘するのは本当に大変なので、日ごろの記録がそのまま貯金になるイメージです。
※高額療養費・医療費控除の条件や金額は、加入している健康保険組合・税務署等で必ずご確認ください。
③ 「あといくら必要か」の見通しが立つ
治療をどこまで続けるか考えるとき、お金の話は避けて通れません。「1周期でだいたいこれくらいかかっている」がわかると、この先の計画も夫婦で話しやすくなります。わが家も費用の全体像が見えてから、お金の話でモヤモヤすることが減りました。
私が試して挫折した方法
手書きノート → 3週間で挫折
最初はかわいいノートを買って手書きで記録していました。でも通院後って、疲れているんですよね…。「帰ったら書こう」が「明日書こう」になり、領収書だけがたまっていきました。
家計簿アプリ → 「周期ごと」が見えなくて挫折
次に試したのが家計簿アプリ。入力は続けやすかったのですが、不妊治療のお金って「月ごと」ではなく「周期ごと」に見たいんです。採卵周期でいくら、移植周期でいくら…という見方が、普通の家計簿アプリだとできませんでした。あと、保険適用と自費が混ざるのも家計簿アプリだと区別しづらいポイントでした。
たどり着いたのは「スマホで30秒」の自作シート
それならばと、自分のために作ったのがGoogleフォーム+スプレッドシートの管理シートです。仕組みはシンプルで、スマホのホーム画面に置いたフォームを開いて、金額を入れて送信するだけ。日付は自動で入り、周期も2回目からは前回と同じものが自動で入ります。
これなら会計を待つ間や帰りの電車で終わるので、ズボラな私でも続きました。記録した内容は自動で集計されて、
- 合計・周期ごと・カテゴリごとの金額
- 高額療養費の「戻ってくる目安」(月ごと)
- 医療費控除の目安(対象年ごと)
がいつでもスマホで見られます。3ヶ月使いながら改良を重ねて、同じ悩みを持つ方にも使ってもらえる形にしたものを、noteで販売しています。
📒 不妊治療費 管理シート
スマホで金額を30秒入力→自動で集計。高額療養費の「戻り目安」までわかる、私が3ヶ月使いながら作った管理シートです(note販売中)


「これから」の費用はシミュレーターで
ちなみに、「これから治療を始めるので、そもそもいくらかかるのか知りたい」という方は、記録よりも先に試算がおすすめです。私が作った無料の不妊治療費シミュレーターを作りました|1周期いくらかかる?事前に試算できる無料ツールで、1周期あたりの目安を計算できます。
使い分けはシンプルに、「これからかかるお金」はシミュレーター、「実際にかかったお金」は管理シートです。実際の私の1周期の費用は、不妊治療1周期のリアルな費用公開|シミュレーションと実際を比較【体外受精・高額療養費】で公開しています。
まとめ:記録は「未来の自分への仕送り」
- 治療費の記録は、高額療養費・医療費控除の取りこぼし防止に直結する
- 手書きやふつうの家計簿アプリは「周期ごと」に見られなくて挫折しやすい
- 「その場で30秒」で終わる仕組みにすると、ズボラでも続く
記録って地味ですが、あとから確定申告や申請でお金が戻ってきたとき、「過去の自分ありがとう…!」ってなります。あなたに合う方法が見つかりますように🦒
※本記事は個人の体験談です。制度の取り扱いは加入している健康保険・お住まいの自治体・時期によって異なります。最新の情報は必ず公式情報でご確認ください。


