🦒 この記事を読むとわかること

  • 初診〜胚移植まで1周期にかかったリアルな費用(月別の内訳)
  • 自作の費用シミュレーターと実際の比較・気づき
  • 高額療養費が思ったより戻らなかった理由(月ごと計算)
  • 共働きの「世帯合算」と「付加給付」の注意点
  • 2026年8月の制度改定で何が変わるか

はじめに

不妊治療って、実際いくらかかるの?

私自身、治療を始める前に一番気になっていたのがお金のことでした。今回、初診から胚移植まで1周期が終わったので、リアルな費用を公開します。

さらに、私が作成した費用シミュレーターの予想と、実際にかかった金額を比較してみました。これから治療を考えている方の参考になれば嬉しいです🦒

⚠️ 還付額について

高額療養費・付加給付の払い戻し額は、確定し次第この記事に追記します。現時点では現行制度(〜2026年7月)に基づく予想額です。

実際にかかった費用(月別)

初診から胚移植までの3ヶ月間にかかった費用がこちらです。

保険診療(3割負担)保険外(先進医療)
4月45,919円
5月80,780円49,500円
6月81,369円49,500円
合計208,068円99,000円

保険外の先進医療は、タイムラプス培養IMSI採卵後の培養管理)でした。

3ヶ月の総支払額:307,068円

シミュレーションとの比較

私が作った費用シミュレーター(30歳・グレードB・タイムラプスあり)の予想と、実際を比べてみます。

項目シミュレーション予想実際
保険診療(3割)170,100円208,068円
先進医療35,000円99,000円
高額療養費 還付−51,475円予想 約−1,884円

気づき①:先進医療が予想より高かった

シミュレーションはタイムラプスのみ・採卵1回の想定でしたが、実際はIMSIも追加になり、さらに採卵を2回行ったため、先進医療費が予想より大きくなりました。

採卵を2回したのには理由があります。私たちは第二子も希望しているので、「胚が2個貯まったら移植に進もう」と決めていました。胚移植までの回数で1周期と計算されるため、採卵2回分の費用が今回の周期に含まれています。

このあたりは各家庭の方針によって変わる部分なので、ご自身の計画に合わせて費用を見積もってみてください。

気づき②:高額療養費の還付が予想より少なかった

これが今回一番の学びです。

シミュレーションでは「採卵月に費用が集中して、高額療養費が約5万円戻る」想定でした。でも実際は治療費が4月・5月・6月の3ヶ月に分散したため、1ヶ月あたりの金額が自己負担上限を大きく超えず、還付額がぐっと少なくなりました

高額療養費は「月ごとの計算」がポイント

高額療養費制度は、1ヶ月(1日〜末日)ごとに計算されます。

そのため、同じ総額でも、

  • 1ヶ月に集中してかかる → 上限を超えやすく、還付が多い
  • 複数月に分散する → 各月が上限に届かず、還付が少ない

私のケースは後者でした。治療のスケジュール次第で還付額が変わるのは、知っておくと心の準備ができると思います。

共働き夫婦は「世帯合算」に要注意

もうひとつ大事な注意点です。

高額療養費には、家族の医療費を合算できる「世帯合算」という仕組みがあります。ただしこれは、同じ健康保険に加入している家族が対象です。

私たちは共働きで、夫は別の健康保険に加入しています。この場合、それぞれが別の被保険者になるため、世帯合算はできません

「家族の分も合算できるはず」と思っていると、対象外でがっかりすることもあるので、共働きの方はご自身の健保の条件を確認してみてください🦒

付加給付がある場合はさらに軽減

健保組合によっては、高額療養費に加えて付加給付がある場合があります。

私の加入する健保では、高額療養費が支給される月について、自己負担額から1件あたり20,000円を控除した額が後日支給される仕組みです。

つまり、高額療養費の対象になった月は、最終的な自己負担が約20,000円程度まで軽減される可能性があります。ただし、高額療養費の対象にならない月(私の場合は4月)は、付加給付も受けられません。

付加給付の有無や条件は健保組合ごとに違うので、ぜひ確認してみてください。

【重要】2026年8月から高額療養費制度が変わります

実は、2026年8月から高額療養費制度の自己負担限度額が引き上げられます。

今まで還付の対象だったケースが対象外になったり、還付額が減ったりする可能性があります。不妊治療は長期戦になりやすいので、これから治療を始める方は要チェックです。

私の費用シミュレーターも、この8月の制度改定に対応してアップデートしました✨ 新制度での試算もできるので、ぜひ使ってみてください。

🧪 不妊治療費シミュレーター

保険診療(3割負担)の体外受精顕微授精の費用を無料でシミュレーション。高額療養費は「現行/2026年8月以降」で切り替えて試算できます。

不妊治療費シミュレーターを使ってみる

まとめ

  • 初診〜胚移植まで1周期の総支払額:約307,068円(高額療養費・付加給付の還付前)
  • 先進医療は内容によって予想より高くなることがある
  • 高額療養費は月ごとの計算。治療費が分散すると還付が少ない
  • 共働きで別健保だと世帯合算はできない
  • 付加給付があれば自己負担はさらに軽減(健保による)
  • 2026年8月から制度が変わるので要注意

実際の還付額が確定したら、改めてこの記事に追記します🦒 リアルな金額を知ることで、少しでも不安が減れば嬉しいです。

キリンちゃん
胚移植当日の様子はこちら→#14 ついに胚移植当日🦒

※本記事は個人の体験談です。費用や制度の取り扱いはクリニック・健康保険組合・時期によって異なります。最新の制度内容や還付の条件は、必ずご自身の健保や公式情報でご確認ください。