🦒 この記事を読むとわかること

  • 体外受精1周期の全体の流れ(図解つき)
  • 各ステップで出てくる専門用語のやさしい意味
  • 用語ごとに「実際どうだった?」がわかる私の体験談リンク
  • お金まわりの用語(保険適用・高額療養費)

こんにちは、キリンちゃんです🦒

不妊治療を始めたばかりの頃、いちばん困ったのは「先生の説明が、専門用語だらけで頭に入ってこない」ことでした。胚盤胞?グレード?融解?──帰り道にスマホで検索する毎日。

そこでこの記事では、体外受精1周期をひと通り経験した私が、実際に出会った用語だけを、治療の流れに沿ってやさしくまとめました。「教科書の全部」ではなく「本当に出てくる言葉」だけなので、これから始める方の予習にちょうどいいはずです。

⚠️ はじめに大事なこと

この記事は一般的な言葉の意味+私の体験をまとめたものです。治療の進め方や言葉の使い方はクリニックによって異なります。ご自身の治療については、必ず主治医に確認してくださいね。

まずは全体像|体外受精1周期の流れ(図解)

体外受精の1周期は、ざっくりこの流れで進みます。私の場合、①〜④で約2か月、⑤〜⑦でさらに約1か月半かかりました(採卵は2回しています)。

STEP 1 検査・初診 ホルモン検査・AMH・治療方針の相談 STEP 2 卵を育てる(誘発期) 飲み薬・注射・卵胞チェックに通う STEP 3 採卵 育った卵子を体の外に取り出す日 STEP 4 受精・培養・凍結 胚盤胞まで育てて凍結保存(結果待ち) STEP 5 移植周期の準備 内膜を整えて、移植日を決める STEP 6 胚移植 凍結した胚を溶かして子宮に戻す日 STEP 7 判定日を待つ 約2週間の「待ち時間」→ 判定日へ
キリンちゃん
ここからは、この図のステップ順に用語を解説していくよ。気になるところだけ、もくじから飛んでもOK🦒

STEP1 検査・初診で出てくる用語

用語やさしくいうと
体外受精(IVF)卵子を体の外に取り出して、精子と受精させてから子宮に戻す治療。
顕微授精(ICSI)体外受精のうち、細い針で精子を1匹だけ卵子に直接入れる方法。「ふりかけ」(自然に任せる方法=媒精)とよく対で説明されます。
AMH卵巣に残っている卵子の目安がわかるホルモンの検査値。「卵巣年齢」と呼ばれることも。
生殖補助医療(ART)体外受精や顕微授精など、高度な不妊治療のまとめた呼び方。

📖 私の体験談:不妊治療、はじめます|まずは検査からクリニック初診レポート|夫婦で行った当日の流れ

キリンちゃん
専門用語は初診の日からいきなり出てくるよ。このページをブックマークしておくと安心🦒

STEP2 卵を育てる(誘発期)の用語

用語やさしくいうと
排卵誘発飲み薬や注射で、卵子をいくつか同時に育てること。自然の周期では基本1個のところを、採卵に向けて増やします。
クロミッド誘発でよく使われる飲み薬の名前。私も飲みました(人によって薬は違います)。
卵胞(らんぽう)卵子が入っている袋。超音波でこの袋の大きさを測って、育ち具合をチェックします。
卵胞チェック内診(超音波)で卵胞の数とサイズを確認する診察。通う回数は誘発のやり方やクリニックによってさまざまで、私は誘発期の通院は数回で済みました。
点鼻薬鼻にシュッとするタイプの薬。排卵のタイミングを整えるために、指定の時刻ぴったりに使います(夜中指定もあってアラーム必須…!)。

📖 私の体験談:採卵1回目までのスケジュール公開クロミッドの副作用と体調の変化採卵前レポート|点鼻薬と坐薬のリアル

キリンちゃん
通院の回数もスケジュールも人それぞれ。「実際どのくらい仕事を休んだ?」は→不妊治療のスケジュール公開|採卵1回目まで仕事と両立できた?にまとめてるよ🦒

STEP3 採卵の用語

用語やさしくいうと
採卵育った卵胞に細い針を刺して、卵子を取り出す処置。私のクリニックでは麻酔を使って、当日は半日がかりでした。
採卵数その日に取れた卵子の数。私は1回目9個、2回目6個でした。数がそのまま赤ちゃんの数になるわけではありません(ここ大事)。
遺残卵胞(いざんらんぽう)前の周期の卵胞が残ってしまうこと。場合によっては周期の開始が延期になることもあるそうです。私も2回目の採卵前に見つかりましたが、幸い延期にはならずスタートできました。

📖 私の体験談:採卵当日レポート|9個の卵が取れました採卵2回目レポート|6個採れました遺残卵胞と微熱を乗り越えて

キリンちゃん
「何個採れた」の数字に一喜一憂しちゃうのも、みんな通る道。ひとりじゃないよ🦒

STEP4 受精・培養・凍結の用語

用語やさしくいうと
受精卵・胚(はい)卵子と精子が受精したもの。育ち始めると「胚」と呼ばれます。
培養(ばいよう)受精卵を専用の装置の中で数日育てること。育てる専門家が「培養士さん」です。
胚盤胞(はいばんほう)受精から5〜6日ほど育った状態の胚。ここまで育つと移植の候補になります。全部が胚盤胞まで育つわけではなく、数はぐっと減ります。
グレード胚の見た目の評価。「4AA」のように数字+アルファベットで表されることが多いです。あくまで見た目の評価で、結果を約束するものではありません。
凍結(凍結胚)育った胚盤胞をマイナス196℃で保存すること。体調のいい周期に移植できるメリットがあります。

📖 私の体験談:凍結胚チェック|1個の胚盤胞ができました#11 凍結胚チェック2回目

キリンちゃん
「9個採れたのに胚盤胞は1個」みたいに、数が減っていくのは自然なこと。最初に知っておくと心の準備ができるよ🦒

STEP5 移植周期の準備の用語

用語やさしくいうと
移植周期凍結しておいた胚を子宮に戻すための周期。採卵とは別の月に行うことが多いです。
内膜(子宮内膜)子宮の内側の、胚のベッドになる部分。移植前は「厚さ◯mm」と測って、ふかふかに育っているかを確認します。
移植日の確定内膜の状態と排卵のタイミングから「この日に戻します」と決まること。決まるとホッとします…!

📖 私の体験談:#12 移植周期スタート|診察レポート#13 移植日が確定しました

STEP6 胚移植の用語

用語やさしくいうと
胚移植(ET)胚を子宮に戻す処置そのもの。処置自体は10分ほどで、採卵より体はラクでした(私の場合)。
融解(ゆうかい)凍結していた胚を、移植当日に溶かすこと。融解に時間がかかるので、当日は待ち時間が長めです。
黄体補充・膣用坐剤移植後に黄体ホルモンを補って、内膜(胚のベッド)がはがれないように支え、妊娠しやすい状態を保つためのお薬。私は膣用坐剤(入れてから20分歩けないタイプ)でした。

📖 私の体験談:#14 ついに胚移植当日|当日の流れと感想

STEP7 判定日を待つ間の用語

用語やさしくいうと
判定日移植から約2週間後、妊娠しているかを検査で確認する日。
2WW「Two Week Wait」=判定日までの約2週間のこと。海外の妊活コミュニティでよく使われる言葉で、世界中のみんながこの待ち時間をソワソワしながら過ごしています。

📖 私の体験談:妊活中のマインド管理|私が実践していること

キリンちゃん
私もいままさに判定待ち中。そわそわする時間のおともに、やさしい作業用BGMも作っています。良かったら🦒→集中BGM(YouTube)

お金まわりの用語(ここ、いちばん大事かも)

用語やさしくいうと
保険適用2022年から体外受精にも健康保険が使えるようになり、窓口負担は原則3割に。年齢や回数の条件があるので、詳しくはクリニックや公的機関の案内で確認を。
高額療養費制度1か月の医療費が上限額を超えたら、超えた分が戻ってくる制度。採卵のある月は上限を超えやすいので、必ずチェックしたい制度です。
限度額適用認定証事前に用意しておくと、窓口での支払いを最初から上限までにできる書類(マイナ保険証でも同様の扱いが可能に)。

📖 私の体験談:1周期のリアルな費用公開|シミュレーションと実際を比較

キリンちゃん
お金は事前にイメージできると、心の余裕がぜんぜん違うよ。私の実際の金額は→不妊治療1周期のリアルな費用公開で全部見せてます🦒

🧮 私が作った無料の費用シミュレーター

「自分の場合はいくらくらい?」が気になったら、無料のシミュレーターでざっくり試算できます。高額療養費も考慮した見積もりが出せます。

不妊治療費シミュレーターを使ってみる

おわりに|わからない言葉は、恥ずかしくない

治療を始めた頃の私は、診察室で「はい、わかりました」と言いながら、家に帰ってから必死に検索していました。でも本当は、その場で「それってどういう意味ですか?」と聞いていいんですよね。先生も看護師さんも、ちゃんと教えてくれます。

この記事が、あなたの「聞きそびれた」を少しでも埋められたらうれしいです。用語はこれからも治療の進み具合に合わせて追記していきます🦒

※本記事は一般的な用語の説明と個人の体験談です。治療方針・薬・言葉の使い方はクリニックや状況によって異なります。気になることは必ず主治医にご相談ください。